はじめる

GPT-6 Astra · 制作ワークフロー

GPT-6 Astra PowerPoint:承認済みの事実からスピーカーノートを書く

琥珀色の小石の横で、チャコール色の台座に3枚のアイボリー色の紙の帆が立つ
オリジナルの抽象的な記事用アート。

スライドは完成して見えても、話し手が何を言うべきかはまだはっきりしていないことがあります。早い段階で洗練された提案トークを求めると、別の問題も生まれます。ノートが、ビジュアル上のアイデアを根拠のない約束に変えてしまうおそれがあるのです。まずは、各スライドで聞き手に理解してもらいたいことと、実際に裏付けられる事実から始めましょう。

今回は Ciyo で GPT-6 Astra を使い、架空の Still の陶芸ワークショップを提案する3枚のスライドについて、ノートの下書きを作りました。出力は、外部の PowerPoint 資料に入れるためのテキストです。このデモでは PPTX ファイルは作成していません。

スライドごとに聞き手に持ち帰ってほしいことを1つに絞る

スライドのタイトル、承認済みの根拠、そのスライドで後押ししたい判断を書き出します。今回の最初のスライドでは、アイボリー色のマグカップのコンセプト画像を使ってビジュアルの方向性を説明しました。2枚目では、ワークショップに含まれる可能性のある内容を扱いましたが、これはまだ確定していませんでした。3枚目では、開始前に必要な決定を求めました。

このように分けておくと、コンセプト画像が「参加者はこれを作れます」という約束になってしまうことを防げます。日付、料金、サービス内容が決まっていない場合は、入力の中で不明と明記してください。どの空白なら埋めても問題ないかの判断を、モデルの推測に任せてはいけません。

このデモで使った3枚のスライドの入力
スライド承認済みの内容まだ不明な点
Make your first mug(はじめてのマグカップを作ろう)アイボリー色のマグカップのビジュアルコンセプト参加者が得られる成果とワークショップの形式
What the session includes(セッションの内容)話し合うテーマ所要時間、材料、指導、焼成
Decisions before launch(開始前に決めること)必要な決定事項の一覧日付、会場、料金、予約 URL

話す内容とつなぎの言葉をまとめて依頼する

スライドごとに、聞き手に持ち帰ってほしいこと1つ、自然な話し言葉で 35〜50 語のノート、つなぎの言葉1つを依頼しました。この語数の範囲は下書きのための制約であり、所要時間の見積もりではありません。同じ段落でも、話す速さ、間の取り方、話し合いの展開によってかかる時間は変わります。

Astra は、構成の整った3つのセクションを返しました。最初の画像はビジュアルの出発点として扱い、セッションに含まれる内容は未確定のまま残し、最後は開始に向けた決定事項で締めくくっていました。つなぎの言葉を依頼したことで、毎回同じ前置きを繰り返さずにスライド同士をつなげられました。

含まれる内容の不明点と開始前の決定事項を明示して、ワークショップのスピーカーノートを下書きした Astra の実際の応答
Ciyo での実際の応答。発表前の編集確認のため、不明を示す記載は残したままにしています。
承認済みのスライドの事実から下書きする
次のスライドのスピーカーノートを下書きしてください:[タイトルと承認済みの事実]。各スライドについて、聞き手に持ち帰ってほしいこと1つ、自然な話し言葉で 35〜50 語のノート、つなぎの言葉1つを示してください。不明な点はすべて明示してください。参加者数、売上、所要時間、含まれる内容、約束を作り上げないでください。このノートは外部の PowerPoint 資料に入れます。プレゼンテーションを書き出したとは書かないでください。

話しぶりを整える前に、主張の内容を確認する

すべての文を、約束になりうるものとして読みます。ワークショップの提案で「完成したマグカップを持ち帰れます」と言えば、誰も承認していない材料、焼成、受け取り、スケジュールを暗に約束することになりかねません。根拠のない約束はオーナーへの質問に置き換えるか、確定するまでその部分を公開用のプレゼンテーションから外してください。

今回の下書きでは、所要時間、材料、指導、焼成が未確定であると明記されていました。社内の企画の話し合いには役立つ内容でした。しかし、見込み客の前で「不明」の記載を次々と読み上げるのは不自然なので、同じノートがどの聞き手にもそのまま使えるわけではありません。

確認したノートを資料に移してリハーサルする

事実を確認したら、プレゼンテーション作成ソフトで、各段落を対応するスライドに配置します。テキストを移すときはスライドのタイトルと一緒に扱い、つなぎの言葉が別の画像の下に入ってしまわないようにします。これは、デモで示した Ciyo の会話の外で行う、手作業による組み立ての手順です。

スライドを表示した状態で、ノートを声に出して読みます。つかえる文は短くし、誰もが見て分かることをなぞるだけの説明は削ります。発表に時間制限がある場合は、実際のリハーサルで時間を計ってください。モデルが出した語数を、話す時間の見積もりとして換算してはいけません。

本番の話し合いに備えて短い予備版を用意する

ノート全体のファクトチェックが済んだら、承認済みの事実だけを使って、各スライドで伝えることを1文にまとめた版を依頼します。話し合いで持ち時間を使ってしまった場合でも、発表者が先へ進められるようになります。これも確認が必要な下書きの1つとして扱い、リハーサルの代わりにはしないでください。

運営上のリマインダーは、聞き手に向けた言葉とは分けておきます。「予約 URL を確認する」というメモは作成者には役立ちますが、誤って公開用の提案に入ってしまってはいけません。テキストを資料に移すときは、こうしたリマインダーだと分かるよう明確にラベルを付けてください。

最後のスライドで決定を求める

今回の社内向けの下書きでは、日付、会場、料金、予約に関する決定の担当を割り当てるよう求める締めくくりが効果的でした。でっち上げた開始日や、見込み売上についての主張は必要ありません。明確な担当者と次の手順があれば、企画のプレゼンテーションとして十分に実りのあるものになります。

確認済みのノートは承認済みのビジュアル素材と一緒に保管し、どの事実が未確定のままかを記録します。提供内容が変わったら、影響を受けるスライドとそのノートを一緒に修正してください。最良の下書きとは、発表者が自然に話せて、追加の質問を受けても根拠を示して答えられるものです。

よくある実務上の疑問

この例で Astra は PowerPoint ファイルを作成しましたか?

いいえ。デモで示した出力は、Ciyo 上のスピーカーノートのテキストです。資料の組み立てと書き出しは別に行います。

生成された文はすべて読み上げるべきですか?

下書きはリハーサル用の資料として使ってください。事実を確認し、自分の話し方に合わせて言葉を調整し、聞き手の役に立たない表現は削ります。

不足している事実はどう扱えばよいですか?

下書きの段階で明示しておきます。公に約束する前にオーナーと解決するか、裏付けのない主張は削除してください。

次の一歩を明確にする

制作に進む前に、Ciyo でブリーフとビジュアルの参照資料を整理しましょう。